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吾輩は猫をかぶっている。

名前はまだブログ上で晒していない。

どこで生れたかとか

どこの学校に通っているとか

そういう個人情報の類もできるだけ書かないようにしている。


しかしブログの本来の魅力というものは

そういう個人情報を切り売りすることだと記憶している。

それを止めようとしてみると

まるで水甕の中に閉じ込められたように不自由だ。

これでは何も書けない。

何も書けない。


否。

つまりそれは何でも書けるということだ。

吾輩は何者でもない。

それ故吾輩は教師にでも猫にでも悪魔にでもなれる。

吾輩は何処にでもいるし

何処にも居ない。


吾輩はテキストサイトである。




吾輩は現実社会でも猫をかぶっている。

周りの人達は吾輩がこうしてブログを書いていることを知らない。


あの日見た花の名前どころか

こんなにも紳士的な吾輩が時々おっぱいブログを書いていることを

周りの人達はまだ知らない


現実社会はネットの世界よりも狭いけれども

夏が暑く、冬が寒く、飯が美味い。


勿論この世界でだって

ちょっとの努力で何にでもなれるし

僅かな金銭との交換で何処にだって行ける。


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吾輩は猫をかぶっている - はじめに閲覧されるべきもの

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